セキュリティ診断の費用をどう見る?人日・対象範囲・再検証の確認点

金色の天秤の皿に、硬貨と木のブロックが載っている写真。「診断の費用を どう見る?」の文字入り。 セキュリティ
アイキャッチは、AIで生成した写真風のイメージに、当社が文字を入れたものです

要点

セキュリティ診断の費用を見るときは、金額だけでなく、診断手法、対象の種類と範囲、規模、診断後のサポート、納期の条件をそろえて確認することが大切です。公開されている金額は、ツールによる診断か手動診断か、Webサイトかネットワークか、再検証が含まれるかによって前提が異なります(出典:GMOサイバーセキュリティ byイエラエ、公開日:2026年9月3日/CyberCrew、公開日:2026年3月27日)。

公開価格だけを並べて「相場」や優劣を判断せず、自社が依頼したい内容を同じ土俵にそろえて見積もりを比べます。最低価格を見る場合も、対象、納品物、修正後の確認を一緒に読みます。

費用を左右する要素

公開資料では、費用に影響する要素として、画面数やリクエスト数、IPアドレス数、ログイン機能などの入力フォームの多さ、API診断の有無、再診断やサポート内容が挙げられています(出典:GMOサイバーセキュリティ byイエラエ、公開日:2026年9月3日)。

別の公開資料では、診断手法、対象の種別と範囲、リクエスト数・IP数、診断後サポート、短納期や夜間対応といった緊急度が費用を左右する要素として示されています(出典:CyberCrew、公開日:2026年3月27日)。同資料では、手動でないと見えない問題もあると説明しています(同出典)。

このため、「Web診断」という名称が同じでも、対象画面、ログイン後の機能、確認方法、診断後の対応が違えば、金額だけの比較にはなりません。

セキュリティ診断の費用を左右する主な条件として、診断手法、対象の種別と範囲、診断規模、診断後のサポート、タイミング・緊急度を示した図。診断規模には画面数、リクエスト数、IPアドレス数、入力フォームの多さが含まれる。
図1 費用を左右する主な条件(GMOサイバーセキュリティ byイエラエ、CyberCrewをもとに当社が作成)
セキュリティ診断の費用を左右する主な条件として、診断手法、対象の種別と範囲、診断規模、診断後のサポート、タイミング・緊急度を示した図。診断規模には画面数、リクエスト数、IPアドレス数、入力フォームの多さが含まれる。
図1 費用を左右する主な条件(GMOサイバーセキュリティ byイエラエ、CyberCrewをもとに当社が作成)

各社が公開している費用の目安

以下は、各資料が公開している目安を、資料ごとに分けて整理したものです。対象・範囲・手法が同じではないため、横並びの価格表ではなく、見積もり条件を考えるための参考として確認してください。金額は変わる可能性があります。最新の情報は、各社の公式ページでご確認ください。

公開されている区分公開されている目安条件・出典
ツール診断/手動診断数万〜数十万円/数十万〜数百万円(出典:GMOサイバーセキュリティ byイエラエ、公開日:2026年9月3日)診断手法別の記載
Webアプリ・小規模/中規模画面数20程度は数十万円/画面数100程度は100万円を超える場合あり(同出典)Webアプリ診断の例
Webアプリケーションツール・簡易診断は10万〜50万円、手動・ハイブリッド診断は50万〜300万円(出典:CyberCrew、公開日:2026年3月27日)手法別の目安
プラットフォーム(ネットワーク)ツール・簡易診断は1IPあたり5万〜20万円、手動・ハイブリッド診断は50万〜200万円(同出典)対象と手法別の目安
スマホアプリツール・簡易診断は50万円〜、手動・ハイブリッド診断は1OSあたり50万〜300万円超(同出典)対象と手法別の目安
APIツール・簡易診断は40万〜100万円、手動・ハイブリッド診断は40万〜150万円超(同出典)対象と手法別の目安
ペネトレーションテスト手動・ハイブリッド診断は50万〜500万円超(同出典)公開資料の診断種別名
小規模10万〜50万円(同出典)コーポレートサイト、LP、5IP以下
中規模/大規模50万〜150万円/150万〜300万円超(同出典)会員サイト・5〜30リクエスト・5〜20IP/EC・50リクエスト超・20IP超
WordPress簡易脆弱性診断1サイト30,000円(出典:GMOプライム・ストラテジー「WordPress簡易脆弱性診断サービス」、公開日:記載なし、2026年10月4日確認)自動ツールによる外部からの診断。対象はWordPress本体、プラグイン、テーマ、サーバーの脆弱性

表にはWebサイト、ネットワーク、アプリなど異なる対象が含まれています。ツールと手動でも手法が異なるため、金額だけを抜き出さないことが重要です。

見積もりを比べるときのチェックリスト

  • 対象範囲:サイト、画面、リクエスト、IPアドレス、ログイン後機能、APIと、対象外を確認します(出典:GMOサイバーセキュリティ byイエラエ、公開日:2026年9月3日/CyberCrew、公開日:2026年3月27日)。
  • 診断手法:ツール中心、手動中心、両方を組み合わせるハイブリッドのどれかを確認します(同出典)。
  • 再検証:修正後の確認が含まれるか、依頼期限、回数、対象、別料金の条件を確認します。公開資料には再診断条件が費用の確認点として挙げられています(出典:CyberCrew、公開日:2026年3月27日)。
  • 報告会:実施の有無、形式、費用を確認します。報告会は別料金の場合があるとする公開資料があります(同出典)。
  • 納品形式:報告書の受け取り方と質問方法を確認します。シンクトラストではメール(PDF)または郵送で納品し、郵送料は料金に含まれます。
  • 納期の条件:短納期や夜間対応で割増料金が発生する場合があるため、希望日程と追加条件を確認します(出典:CyberCrew、公開日:2026年3月27日)。
  • 税の表示:見積もりを比べるときは、税込か税別かも確認します。シンクトラストの料金は、すべて税込で表示しています。
見積もりを比べる7つの確認点として、対象範囲、診断手法、再検証、報告会、納品形式、納期の条件、税の表示を示したチェックリスト。対象範囲にはサイト、画面、リクエスト、IPアドレス、ログイン後機能、API、対象外が含まれる。
図2 見積もりを比べる7つの確認点(GMOサイバーセキュリティ byイエラエ、CyberCrew、シンクトラスト「セキュリティ診断・レッドチーム」をもとに当社が作成)
見積もりを比べる7つの確認点として、対象範囲、診断手法、再検証、報告会、納品形式、納期の条件、税の表示を示したチェックリスト。対象範囲にはサイト、画面、リクエスト、IPアドレス、ログイン後機能、API、対象外が含まれる。
図2 見積もりを比べる7つの確認点(GMOサイバーセキュリティ byイエラエ、CyberCrew、シンクトラスト「セキュリティ診断・レッドチーム」をもとに当社が作成)

シンクトラストの料金と条件

シンクトラストの「セキュリティ診断・レッドチーム」は、1人日5万円(税込)・最低3日〜を料金の基準とし、4つのプランを掲載しています。ここでいう人日は、診断作業量の単位です。対象と範囲、金額、日程を合意し、着手前に費用を確定します。現行の条件は料金プランで確認できます。

プラン公開料金と対象・手法
ライト診断15万円〜(税込)・3日相当・Webサイト1つ。AI自動診断と人手の深掘り
スタンダード診断30万円〜(税込)・6日相当・Webアプリ本体。手動テスト中心で、再検証1回込み
レッドチーム・ライト50万円〜(税込)・10日相当。攻撃者目線の侵入シミュレーション
見守りリテナー月5万円〜(税込)。診断後の継続サポート

公開資料にある小規模区分は「コーポレートサイト、LP、5IP以下」で10万〜50万円(出典:CyberCrew、公開日:2026年3月27日)です。一方、シンクトラストのライト診断は「Webサイト1つ」を対象に、AI自動診断と人手の深掘りを行い、15万円〜(税込)です。前者は規模による区分、後者は特定プランの対象と手法であり、条件が同じとは確認できません。金額だけで優劣を判断せず、実際の対象範囲を見積もりでそろえてください。

他社の公開資料では、報告会が別料金の場合や、再診断条件の確認が必要とされています(出典:CyberCrew、公開日:2026年3月27日)。シンクトラストは、報告書をメール(PDF)または郵送で納品し、郵送料を料金に含めています。訪問・オンラインの説明会は原則として受けておらず、質問はメールで受け付けます。

スタンダード診断の再検証は、納品後30日以内の依頼を条件に1回含まれ、報告した脆弱性が直ったかを確認して結果をメールで簡易に報告します。新規調査は含みません。ライト診断とレッドチーム・ライトでは、再検証をオプションで追加できます(ライト診断は半日(0.5人日)2万5千円〜(税込)、レッドチーム・ライトは1人日5万円〜(税込))。

費用を抑えたいときに整理できること

費用を抑えたい場合は、まず診断対象を曖昧なまま広げず、確認したいサイト、画面、リクエスト、IPアドレス、ログイン後機能、APIを整理する方法があります。これらは公開資料で費用に影響する要素として挙げられています(出典:GMOサイバーセキュリティ byイエラエ、公開日:2026年9月3日/CyberCrew、公開日:2026年3月27日)。ただし、範囲を絞れば希望額になるとは限らず、確認したい目的を損なわない範囲で判断します。

ツールだけでよいと先に決めず、手動で確認すべき対象があるかを相談します。短納期や夜間対応の割増条件も確認します(出典:CyberCrew、公開日:2026年3月27日)。再検証、報告会、質問対応を含む総額で見ます。

よくある質問

公開価格が低いサービスを選べばよいですか?

価格だけでは判断できません。対象がWebサイトかネットワークか、ツールか手動か、ログイン後機能や再検証を含むかをそろえて比べます。WordPress向けの自動診断と、Webアプリの手動診断では、対象と手法が異なります(出典:GMOプライム・ストラテジー「WordPress簡易脆弱性診断サービス」、公開日:記載なし、2026年10月4日確認/CyberCrew、公開日:2026年3月27日)。

再検証は診断料金に含まれますか?

サービスごとに条件を確認します。シンクトラストでは、スタンダード診断に納品後30日以内の再検証が1回含まれますが、新規調査は含みません。ライト診断とレッドチーム・ライトでは、再検証をオプションで追加できます(ライト診断は半日(0.5人日)2万5千円〜(税込)、レッドチーム・ライトは1人日5万円〜(税込))。

Web診断の見積もり相談では何を伝えればよいですか?

対象サイト、画面や機能、ログインの有無、APIの有無、希望日程、再検証や報告会の希望を整理すると、見積もり条件を比べやすくなります(出典:GMOサイバーセキュリティ byイエラエ、公開日:2026年9月3日/CyberCrew、公開日:2026年3月27日)。シンクトラストには、対象がまだ整理できていない段階でも問い合わせフォームから相談できます。

出典

画像について:冒頭のアイキャッチ画像は、AIで生成した写真風のイメージに、当社が文字を入れたものです。図1・図2は、上記の出典をもとに、当社が作成しました。

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